うさぎの麻酔がより安全になりました。
2017.08.08 12:26|手術症例紹介|
うさぎの手術などでガス麻酔をするときは犬や猫のように気管内にチューブを挿管と麻酔の調整が行いやすく手術中トラブルの可能性も低いとされていますが、それによほど慣れた先生でないと逆に繊細なうさぎの気管を傷つけてしまうこともあることから、私は一般的に行われるマスクを用いた麻酔管理をしてきました。
これまでのうさぎのガス麻酔にはそのようにマスク装着か気管チューブしか手段がなかったのですが、最近新しい方法が開発されました。ラリンジアルマスク(v-gel)というもので、マスクと気管チューブのいいとこ取りをしたような器具を使います。
詳しくは開発会社のHP(https://www.acoma.com/products/v-gel/)を参考にして頂きたいのですが、管を気管内に入れるのではなく管の先端が気管の入口を覆うことで麻酔ガスを直接気管に送る形状をしており、気管を傷つけることなくマスクよりも麻酔の強さの調整がしやすくなるという優れものです。

もし麻酔中に呼吸が止まってしまったとき、マスクでは難しい人工呼吸もこれでしたらある程度まで行うことができるようです。
麻酔の強さの調整がしやすくていざという時には人工呼吸もできるこの器具の導入も含め、犬や猫よりも難しいと言われているうさぎの麻酔をより安全に行えるように日々工夫を重ねています。
これまでのうさぎのガス麻酔にはそのようにマスク装着か気管チューブしか手段がなかったのですが、最近新しい方法が開発されました。ラリンジアルマスク(v-gel)というもので、マスクと気管チューブのいいとこ取りをしたような器具を使います。

詳しくは開発会社のHP(https://www.acoma.com/products/v-gel/)を参考にして頂きたいのですが、管を気管内に入れるのではなく管の先端が気管の入口を覆うことで麻酔ガスを直接気管に送る形状をしており、気管を傷つけることなくマスクよりも麻酔の強さの調整がしやすくなるという優れものです。

もし麻酔中に呼吸が止まってしまったとき、マスクでは難しい人工呼吸もこれでしたらある程度まで行うことができるようです。
麻酔の強さの調整がしやすくていざという時には人工呼吸もできるこの器具の導入も含め、犬や猫よりも難しいと言われているうさぎの麻酔をより安全に行えるように日々工夫を重ねています。