皮膚の縫合(カラーをしなくていい皮内縫合)
2017.05.07 11:28|手術症例紹介|
当院で行う手術は皮膚を「皮内縫合」で行うことが多いです。
皮膚の内側を溶けるタイプの糸で縫うことで、糸が表面に出てこないようにします。
なので術後に傷口を舐めても噛んでも”糸が切れて傷が開く”ということはないため、抜糸までのエリザベスカラーの装着が不要になり、飼い主様からは好評を頂いています。カラーをしているとストレスを感じたり食事や狭いところの出入りなど生活が少し不便になりますよね。
もちろん一日中傷を舐めたり噛んだりしているとまれに糸が切れてしまうことがあるかも知れません。また糸が切れなくてもずっと舐めていると傷口が腫れて傷の治りが遅くなることもあるかも知れません。この皮内縫合にするか一般的な縫合にしてカラーを装着するかは相談の上で決めていきます。
ただもともと傷の痛みを感じにくいような手術方法や薬を選んでいますので、カラーをしなくてもほとんどの子が1、2日くらいたまに舐める程度で落ち着くようです。
術後7日目の縫合部位の様子です。傷口は全く気にしていないとのことでした。

術後15日目の縫合部位の様子です。先の写真とは別の子ですが術後半月で傷口はほとんど目立たなくなります。

このように術後もなるべくストレスなく快適に過ごせるように縫合方法を工夫しています。
皮膚の内側を溶けるタイプの糸で縫うことで、糸が表面に出てこないようにします。
なので術後に傷口を舐めても噛んでも”糸が切れて傷が開く”ということはないため、抜糸までのエリザベスカラーの装着が不要になり、飼い主様からは好評を頂いています。カラーをしているとストレスを感じたり食事や狭いところの出入りなど生活が少し不便になりますよね。
もちろん一日中傷を舐めたり噛んだりしているとまれに糸が切れてしまうことがあるかも知れません。また糸が切れなくてもずっと舐めていると傷口が腫れて傷の治りが遅くなることもあるかも知れません。この皮内縫合にするか一般的な縫合にしてカラーを装着するかは相談の上で決めていきます。
ただもともと傷の痛みを感じにくいような手術方法や薬を選んでいますので、カラーをしなくてもほとんどの子が1、2日くらいたまに舐める程度で落ち着くようです。
術後7日目の縫合部位の様子です。傷口は全く気にしていないとのことでした。

術後15日目の縫合部位の様子です。先の写真とは別の子ですが術後半月で傷口はほとんど目立たなくなります。

このように術後もなるべくストレスなく快適に過ごせるように縫合方法を工夫しています。