すみれペットクリニック紹介

すみれペットクリニック

すみれペットクリニック
東京都立川市にある動物病院です。犬、猫、うさぎ、ハムスターなどの診察や手術やホテルを行っています。
TEL 042-569-6612
ホームページ
http://www.sumire-pc.com
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毎月第3日曜日 午後1:30~3:30
当院待合室にて
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レッグ・ペルテス(大腿骨頭虚血性壊死)、大腿骨頭切除

2017.05.06 18:54|手術症例紹介
成長期(特に1歳未満)に時々見られる跛行の原因の一つにレッグ・ペルテスという病気があります。大腿骨の骨頭に血が通わなくなり、骨頭が徐々に壊死してゆき痛みが出てきます。今のところ原因不明と言われていますが、遺伝も関係しているのではないかと言われています。

当院で跛行が見られるトイプードル(当時生後9か月)のレントゲンを撮ったところ、大腿骨頭の変形が見られました。写真右の赤いラインが正常な骨頭の形と白さです。写真左の骨頭の部分は変形していて部分的に黒ずんでいる(=壊死している)箇所もあります。
20170505骨頭壊死写真

ごくごく軽いものではレントゲンでの判断が難しくしばらく様子を見ることもありますが、この子は明らかに骨頭が壊死や変形している様子がありましたのでレッグ・ぺルテスと判断して手術を行うことになりました。

一般的に若齢の小型犬のレッグ・ペルテスでは変形してしまった骨頭を切除する手術が行われます。僕が学生の時にこの手術法を聞いたときは、「骨頭を切除したら関節が無くなって歩けなくなるんじゃないか?と思いましたが、不思議なものでそのうちに周りの筋肉などがガッチリと関節をホールドしてくれて、レントゲン上は多少の位置のずれは見られても生活に支障のないレベルで、普通に足を使って飛んだり跳ねたりすることができるようになります。

手術後のレントゲンです。悪くなっていた部分を切除しました。
20170505骨頭切除写真

この子は3ヶ月後には普通に歩けるようになり、半年後には足の筋肉も十分ついて生活に全く支障のない状態になりました。

ただ跛行が始まって手術に至るまでにあまり期間が空いてしまうと、手術自体は成功しても完全には足の動きが戻らないこともあります。それでもこの手術を行うことで痛みの原因を取ってあげることができ、その子もその後の生活がとても楽になります。
まだ若い子で後ろ足の動きがおかしいようでしたら、こんな病気もありますので早めに動物病院に行かれることをおすすめします。

乳腺腫瘍摘出。エミーちゃん頑張りました。

2016.02.18 16:15|手術症例紹介
ホテルにも来てくれているAコッカーのエミーちゃんです。手術時は12歳でした。

乳腺に小さなしこりが見つかったのは秋でしたが、少しずつ大きくなってきていたので1月に針生検という簡易的な腫瘍の検査をしました。
そして検査センサーの回答は「乳腺癌が強く疑われる」とのこと。
癌=悪性なので転移などする前にまだ小さいうちに早く切除してしまおうということになりました。
そして約2週間後の手術当日…今まではゆっくり大きくなっていたものが急激に2倍くらいの大きさになっていました!

エミーMGT

癌は脇の下や背中の方まで回り込もうと広がっていったため、予想以上に大きな手術となりました。

エミー縫合 エミーマス摘出
(クリックで拡大します。手術の写真が苦手な方はご遠慮ください。)

ステープラー(ホッチキスのような縫合針)で縫った数は45針!
癌のメインの部分は切除できましたが、一部の脇の下や筋肉の間まで潜り込んでいたものは取り切れませんでした。
秋には小さかった癌が、急激に深いところまで潜り込んでいったのだろうと思います。

検査センターの結果はやはり乳癌でした。
エミーちゃんは抗がん剤をあまり使えない子なので、今後は癌の再発や転移に十分注意しながら対症療法を行っていくことになりました。

ここからがこの記事で一番お伝えしたいことなのですが、こんなに大きな手術をして皮膚も引っ張られてパツパツになったエミーちゃん、さぞおうちでは術創を気にしたり歩くのが大変だったりするだろうと心配していましたが、なんと手術翌日から普通に歩いて術創もさほど気にしていなかったとのことでした!

術後の痛みについての配慮は十分行いましたが、翌日からそれほどまでに元気にしているとはいい意味で予想外でした。
これまでにもいろいろな治療をしてきたエミーちゃんですが、嫌な治療でもいつもお利口に我慢していました。
今回はさすがに…と思っていましたが、改めて本当に強くて我慢強いお利口な子だなと感心です。
自分だったらこんなに大きな傷、見ただけでショックで寝込んでしいそう…。

12歳にしては治りも早く、パツパツだった術創が開くこともなく綺麗にくっつきました。

エミー術後

エミーちゃん、手術から抜糸まで本当にお利口に頑張りましたね。
そんなエミーちゃんに僕たちも励まされます^^

頬袋が出ちゃった!

2016.01.28 11:13|手術症例紹介
ぽこ20160121-1
<インターズー エキゾチックアニマルの診療指針 霍野晋吉先生著 より>

おうちのハムちゃんがある日突然こうなっていたらびっくりしますよね。
原因はさまざまで特定できないことも多いのですが、ハムちゃんは頬袋が反転して飛び出しちゃうことがあります。

軽いものでしたらそっと押し込んであげてそのまま落ち着くこともありますが、時間が経って腫れていたり頬袋に損傷があるときは、出血や化膿を防ぐために手術で切除することになります。

ぽこちゃんも一時は押し込んで落ち着いたのですが、翌朝にはまた頬袋が飛び出してしまいました。

ぽこ20160121

ガス麻酔で眠らせて、飛び出した頬袋の根元を縛って、電気メスで切除して・・・
術後は頬が腫れていましたが、おうちでお薬を飲んでもらい1週間経ったところでは腫れも引いて元気にしているとのことでした。

ハムちゃんにはたまにこんなこともありますので、気付いたら早めにご相談ください。

膝蓋骨脱臼の整復手術。

2015.12.28 12:55|手術症例紹介
パテラ模型

小型犬の飼い主様は「パテラ」という言葉を聞いたことがあるかも知れません。「膝蓋骨(ひざのお皿)」という意味なのですが、僕たち獣医師はよくそれが脱臼しやすいまたは脱臼している状態のときに「この子はパテラだね。」と言います。

今回手術したチワワのるりちゃんはパテラが常に脱臼している状態でした。この状態が続くと骨の痛みが出てきたりひざの別の部分が障害を起こしたりするので、日常的に脱臼している子は悪化する前に手術が必要になることが多いです。

小型犬は生まれつき上の模型写真にある大腿骨の末端の窪みが浅いことが多く、ちょっと足をひねったりすると膝蓋骨が窪みから外れてしまいます。(=脱臼)
それだけが原因じゃないこともありますが、まずはここの窪みを掘り下げて膝蓋骨が外れにくいようにする手術を行うことが多いです。

るりちゃんもやはり窪みがとても浅かったので、窪みを2mmほど掘り下げました。
(※手術中の写真が苦手な方はクリックをお避け下さい。)

滑車溝浅い 造溝後

手術は無事成功して、幸いひざの他も部分にも障害は出ていなさそうでしたので、術後3日目にはギプスをしていればほぼ普通に歩けるようになっていました。
大人しくて(しかも人懐っこい♪)子でしたので術後の経過も良好でした。
退院時にはギプスも外して、お家でのリハビリスタートです。

膝蓋骨の手術をするときは靭帯がくっついている脛(スネ)の骨を少し削って移動することも多いのですが、今回はその部分がとてももろい様子だったのでそれ以外の補助手術を組み合わせました。その後の経過は良好のようです。

るりちゃん

今のところお家での様子も順調なようですので、このままどんどん回復してまた元気いっぱい走れるようになってくれたらと思います。
るりちゃんお疲れさまでした。リハビリも頑張ってね

胃切開手術(スーパーボール誤食!)

2015.12.06 12:37|手術症例紹介
こんにちは。院長の石黒です。
すごく頻繁ってわけではないですが、ここ最近は週に何度か嘔吐するというポメラニアン。
触診してみると胃のあたりに親指大くらいの丸いものが。エコーでも丸い何かがあることが分かりました。
でも元気も食欲もあって便も正常だったので胃薬で少し様子を見てみたのですが、再診の時も状態は変わりなく、丸いものもまだ触診できました。

内視鏡で胃を覗いてみると・・・ありました
スーパーボール内視鏡

体重が5kg弱のポメちゃんでは内視鏡でつまんで引っ張り出すには危険を伴うくらいの大きさだったので、胃を切って取り出しました。

これは・・・スーパーボールなどと呼ばれるポンポン弾むおもちゃのボールでした!
スーパーボール

術後数日の入院で元気に退院していきましたが、不思議なのはいつこれを飲み込んだか分からないということ。
お家にスーパーボールは置いていなかったそうです。でももしかしたら2~3ヵ月前にそういうタイミングがあったかも知れない?とのこと。

実はこういう話は時々ありまして、1年前に庭石を食べていたとか、半年前に桃の種を飲み込んだとか、そのことを飼い主さんが忘れた頃に何かの拍子に吐き出したり急に症状が出てきたりもします。
人と犬の胃の形の違いとか、思ってるより胃は鈍感だとかいろいろなことが重なってそんなことが起こるんですね。
なんとなく嘔吐が続くときはこんなこともありますので、あまり長く様子を見ないで一度動物病院で詳しく調べてもらいましょう!

今回の様によく飲み込めたなあと思うくらい大きなものを飲んじゃうこともあります。人間の薬をイタズラして食べちゃう子も多いですが、ものによっては危険な状態になります。
誤飲は飼い主さんも気付かないうちにやっちゃうことも多いですが、イタズラ好きな子と暮らしているお家は十分気を付けてください